倉崎について

会社案内

代表挨拶

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小さい頃から、遊び場といえば自宅の作業所。危ないから入るなと父親に毎日叱られたものです。そんな遊び場には、いつも忙しそうに働いている父親の姿がありました。
それから時は経ち、私も畳職人を目指すようになりました。気づかないうちに父親の背中を追っていたのかもしれません。若い頃は先代だった父親に恥じないよう、畳を見、畳に触れ、畳を学びました。
それから更に時は経ち、やっと先代に胸をはって畳職人といえるようになりました。
今の自分が思うこと。それは、「畳を製畳するだけの畳職人はホンモノの畳職人ではない」ということです。畳の歴史、伝統、素晴らしさ、心地よさを、みなさまへ伝えていくことが出来る者こそがホンモノの畳職人だと考えます。
私たちが知る日本の伝統文化「畳」の良さをみなさまに伝えることができるよう、株式会社倉崎 社員一同、日々努力をしてまいります。

創業明治20年から語り継がれる技

倉崎には明治20年から語り継がれる技があります。
職人の技といっても、畳を製畳する技術だけではありません。

素材の目利き

畳表には国産、外国産のいぐさが使用されます。
生産地に自ら行き、素材を自分の目で見極めることも職人の1つの技術といえるでしょう。
というのも、いぐさは思った以上に繊細なものです。

畳表を織る際に、水に浸していぐさを柔らかくしますが、素材により水を吸収する度合いが異なります。長く浸すとい草は枯れて変色してしまいます。短すぎると、見栄え良く織ることができません。いい織りは水から引き上げるタイミングが勝負なのです。
職人は、手触りでいぐさの柔らかさを感じ、最高のタイミングを察して水から引き上げます。素材の特徴を見極め、丁度よく水分を吸収させるのも職人技なのです。

いぐさの癖をつかむ

ほとんどのいぐさは真っ直ぐではありません。多少の曲線を描いております。
いぐさにはそれぞれの癖があるのです。その癖をつかみ、見栄えいい畳表を作るのも職人の技術です。

畳業界には「い筋を通す」という言葉があります。いぐさの筋(畳の目)を真っ直ぐにするという意です。
どこの畳店でもやっていることと思いますが、 この作業は畳の見栄えを決める重要なポイントなので倉崎ではよりていねいに作業しています。

未来の畳匠 〜畳に魅せられた男〜 畳職人

未来の畳職人

幼い頃から畳とふれあい、自分の部屋も畳部屋でした。

いぐさの香りが好きで、よく横になったのを今でも覚えています。それから畳職人になるのをずっと夢見て、倉崎の門を叩きました。

いぐさに触るようになり約4年が経ちました。
倉崎で修行する中、畳の世界の奥深さ、語り継がれる技術に
改めて日本古来の敷物文化のすばらしさを実感しています。

畳職人としてはまだまだ未熟ですが、ホンモノの畳職人と
いえる日がくるように、日々精進していきたいと思っています。

この手で畳表を織っています 畳職人

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「私の顔は、人様に見せれるほどいい男ではありません。」
そう語る職人の顔はやさしさがにじみ出るいい笑顔でした。
作業中は厳しく鋭い目をしていますが、世間話になると垂れた目が印象的です。

そんな恥ずかしがりやの土屋さん。
「私の手ってイカツくてごついでしょ?」
といって、手を見せてくれました。その手は、まさに職人の手。
「畳を作るには力がいるから、自然にごつくなっちゃうんだよ。」
と言われるとおり、昔ながらのお父さんの手が畳作りの大変さを物語っていました。

「いい畳を作りたいと職人になって40数年になるけど、
いい畳に対する思い入れは変わってないよ。」
畳包丁を握る手が、そのように語っているように感じました。

沿革

明治20年 熊本県熊本市にて創業
昭和43年 熊本県知事許可(般-43)第1500号 を取得
平成09年06月 会社設立 株式会社 倉崎となる
平成16年 縁なし畳事業部を設置
縁なし畳を専門に扱うようになる
平成19年 熊本城 築城400年 本丸御殿大広間復元工事にて
畳の製畳、敷きこみを請け負う。

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会社名 株式会社 倉崎
所在地 〒860-0852

熊本県熊本市中央区薬園町6-14

マップ

電話番号 096-343-3333
FAX番号 096-343-6777
代表取締役 倉嵜 勝也
会社設立 平成09年06月01日
創業 明治20年